古くて豊かなイギリスの家 便利で貧しい日本の家 (新潮文庫)
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古くて豊かなイギリスの家 便利で貧しい日本の家 (新潮文庫)
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| ジャンル: | 本
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| セールスランク: | 165868 位
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| 発送可能時期: | 通常24時間以内に発送
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| 参考価格: | ¥ 500 (税込)
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矛盾を感じつつも
手入れの楽な外壁を美しくないと批判し、家に手をかけながら暮らす素晴らしさを提唱しながら、著者の自宅キッチンは「素敵だが壊れ易いアメリカのもの」ではなく日本のメーカーのフッ素加工のものを設置したそうだ。壊れたら、手をかけて直せば愛着がわくはずだったのでは?(キッチンにこだわる人を批判していたし、冷凍食品を使うイギリス人を誉めてるし、単に著者は料理が好きではないのかも。) また、街並みを意識しないで調和を無視し、好きな家を建てる日本人を「目立ちたがり」と批判しながら、自分は珍しいイギリス風コテージを日本の都市に建て、見学の人があとを絶たないと喜んでいる。 など、各所に自己矛盾が生じているものの、日本の街並みはたしかに美しくないし、家が使い捨てなのも悲しい。頷ける部分はある。 多少イギリスが好きで、これから家を買う人は俯瞰する感じで読めば、面白く読めます。これが正論だと著者を信じるタイプの人には向かないとおもいます。 もう家を購入済みの人は嫌な気持ちになるかも。 手入れしてものを大事に使うとか、生活の中で感じる美しさを大事にするきっかけにはなりそうです。
取り壊しを前提に建てられてきた日本の家屋ーご存知でした?
著者は受身で自我が弱い日本人の悪い癖を丸出しにしている。ひたすら英国におもねる書き方で、本書の評価を下げている。しかしそれは苦笑するとしても、著者の日本家屋に対する批判は少なからず当たっているのも事実である。
日本は古い歴史ある国だから、英国のように築100年くらいの住宅が大量に残っていてもいいのではないだろうか。しかし実際にはほとんど残っていないが、これは空襲のせいではない。日本の民間木造家屋の平均耐用年数は30年程度しかなく(旧建設省の建設白書より引用)、先進国の中では極端に短いのが特徴である。短い周期で「住宅を取り壊しては建て直し」を延々と繰り返してきたのが、これまで日本人がやってきたことである。
江戸時代の江戸の街は木造住宅が密集している巨大人口の都市だったが、大火だけで100回以上起こっていて、単純計算すると2.6年に一度の割合で焼けている。そんなにしょっちゅう焼けるとなると、建てるほうでも取り壊すことを考えて建てたそうだ。「じっくり時間をかけて長持ちする頑丈な住宅を造ろう」という考え方は生まれなかった。そんなことを考えても無駄だろう。どうせ焼けるわけだから。江戸で発達したのは、「狭い空間スペースをうまく有効利用するために、大工の手仕事の巧みさを生かす」という方向の伝統だった。「木で頑丈な長持ちする住宅を造る」という方向ではない。伝統が進む方向が違う、とでも言ったらいいのだろうか。
「日本にも信州の合掌造りのように、100年長持ちする木造住宅があるではないか」という反論が聞こえてきそうだ。たしかに現存する古い民家は素晴らしい。ではその素晴らしい民家が、あなたの住まいの周辺にどれだけ残っているのか?全く見当たらないのではないか?ああいうものは日本建築の例外で、主流はあくまで取り壊すことを前提に建てるという考え方だった。
その証拠に「土地値」という言葉がある。「本当に価値のある不動産は土地だけで、建物は消耗品にすぎない」という考え方だが、これが江戸時代から続く日本の建築業界の伝統である。建物があてにならないから、土地にばかり過剰に頼るような価値観が生まれ、これがバブル崩壊まで続いた「土地神話」のようないびつな形になって発達したのである。
これは世界中どこの国にでも共通する価値観だが、住宅の耐用年数の長さと、生活のゆとりは比例する。両者は正比例の関係だから、耐用年数が30年程度で尽きてしまうような国では、経済的余裕はなかなか生まれてこないだろう。さらに取り壊しを前提に住宅を建設するようでは、美しい住環境、景観も発達しにくいことになる。
偏見だらけの内容にうんざり
彼女は一体いつまで偏見に満ちたイギリスを書き続けるのだろうか?
相変わらず事実と異なることが多く、読みながら苦笑してしまう部分が多かった。
今から7年ほど前に書かれたものなのだろうか?それにしても年収、税金の部分も
事実に反しているし、風呂場の話もこちらでもそう見ない大きなサイズを「普通」のように
書いてしまっている。
基本的認識の誤りだらけ
今さらながら、著者の認識の誤りの多さに驚く。英国に60回旅しても、見ようとしないものは見えてこない。自分の見たいものしか見ない旅人はたくさんいる。
日本が高温多湿で冬の寒さが厳しく、英国は一年を通して比較的温暖であるという条件を考えなければ、家の構造について単純に比較はできない。
日本の家の収納部分が多いのも、春夏秋冬の季節の移り変わりに備えて、イギリスよりもずっと多くの衣服が必要になるからだ。いい悪いは別にして、日本人はイギリス人とは比較にならないほど「着道楽」で、これも伝統的な日本文化の一部。
また、同じことが食器の多さにもいえる、和洋中、さまざまな種類の食事を楽しみ、しかも、大事なのは、食べ物を盛る器の色や形を工夫するのが日本の食文化なのだ。
日本の家は、南向きにこだわり、収納が多くて便利と機能にこだわり、食器が山のようにあふれている。一方、イギリスの家は、方角こだわらず、収納が少なく、皿の種類だけで済むから、イギリスの家の方がすぐれていると主張するのは、比較の根拠自体にそもそも誤りがある。
さらに、イギリスの主婦は、ファーストフードや冷凍食品を使ってふだんの食事の手を抜いて、パートナーとの会話に時間をかけるという主張にいたっては、いったいイギリスのどの階級の話だろうか。著者は、イギリスのいわゆる労働者階級の実態を何も知らない―知ろうともしない―のだろう。
トイレが10畳もあるのは、地方のゲスト・ハウス(民宿)くらいなもの。バスルームといっても、トイレとバスタブがほとんどくっついているような家のほうがふつう。
そして、「古くて豊かなイギリスの家」の価格がとんでもなく高くなって、若いファースト・バイヤーには到底手が出なくなっていることもきちんと伝えて欲しいところ。
最後に、井形さん、おたくには、お知り合いのイギリス人がスペース・シャトルのようだと皮肉るシャワー・トイレはついていないのですか? なぜ日本人が世界に冠たるシャワー・トイレをここまで発展させたか、日本と西欧の主食の違いから考えてみませんか。
タイトルに『日本が大嫌いな英流オバハンの戯言』と加えて
ある物や事象を比較する場合、対象になる両方についてある程度の知識を備えていることが必要になってくる。知識が不足している場合は書いている時点でそれに気付くはずなのだが、
残念なことに、この著者はそれすら出来なかったようだ。
他国の文化を紹介するのはいいが、知識も思考も浅すぎた。
初めて海外旅行で英国に行ったオバハンが興奮冷めやらずに帰国後、近所のオバサン連中に
「だから日本はダメなのよぉ?」と喋っている程度・・・よりも下。
新潮社
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