山本容子のジャズ絵本 Jazzing



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山本容子のジャズ絵本 Jazzing
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我が家のCDコンポが突然!!

何気なく、娘の持っている大人の絵本を見た。アメリカの古いスタイルの絵ををシャガール風に版画にしてある絵とエッセイ風の音楽との係わりの解説。村上 春樹と和田 誠の「ポートレイト・イン・ジャズ」を連想してしまいました。ところで、これにはCDが付いている。曲数も多くお得な感じ。我が家の安価なCDコンポで鳴らしてみた。いやはや、驚かされた。いつも加工された音を聞きなれてしまっているせいか、録音の良さにびっくりした。この技術はなんだろう。すっかり、その臨場感に浸って1枚24曲を聴いてしまった。録音はstudio pelan*pelan。録音技術というものに改めて興味を持ちました。
まるでライナーノーツのような文章だ。

1980年代の後半、山本容子の銅版画を見るために雑誌『Switch』を買っていた時期があった。ジョン・ベルーシの特集とか、サム・シェパードやウィレム・デフォーのロングインタビューにも心が躍ったが、それに劣らず山本容子のどこかシャガールを思わせ、ヨーロッパ的な異国情緒がある絵と、それに添えられた文章にもワクワクしたし、ジャズを流しながら彼女の新作を眺めるのはとても心地よかった。

そんな至福のひと時が丸ごと楽しめる一冊が出版された。月刊誌『セブンシーズ』で2年にわたり連載されていた「Jazzing」が本になったのだ。『マイ・ファニー・バレンタイン』『アンフォゲッタブル』『ニューヨーク・ニューヨーク』『シャレード』『サニー』『サマータイム』など、彼女のレパートリーかな?と思わせるスタンダードナンバー24曲に、山本容子が独自の切り口による版画とエッセイで、新しい光を当てている。

名曲のエッセンスを軽妙洒脱に表現している版画もさることながら、曲にまつわるエッセイが実によくできていて、まるでライナーノーツを読んでいるような趣きがある。その曲が生まれた時代背景などに関する知識が豊富なうえに、洞察力と想像力が素晴らしく、しかも文章がとてもセクシーなのだ。

また、この本のために録音されたオリジナルCDは、ジャズ・ピアニストで作編曲家の谷川賢作(谷川俊太郎の息子さんですね)プロデュースによる24のナンバーが、どれも小編成による緊密な演奏で、アットホームな温かみを感じさせる仕上がりになっている。

馴染みの曲を聴きながら、その曲にインスパイアされた版画とエッセイを同時に味わえる。山本容子から贈られた極上の時間を心ゆくまで楽しめる、大人の絵本。これからの季節、プレゼントにもぴったりです。

音楽と絵のコラボレーション

山本容子さんのエンジェルズ・アイ、ティアーズを聞いて、この本を購入しましが、A4版の大型絵本の迫力と聞き慣れた音楽の心地よさで2倍の楽しみがあります。
しかも、このお手頃なお値段なので、発売前から注文して購入したかいがありました。



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