人はなぜ山に登るのか―日本山岳人物誌 (別冊太陽―日本のこころ)



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日本山岳人物誌

大きな「人はなぜ山に登るのか」というタイトルの横に小さく「日本山岳人物誌」とあります。日本の山を山岳修行僧たちから始まって,近代登山パイオニア,日本の山を紹介した外国人,国土地理院の測量家,山案内人と続きます。芸術方面では紀行・随筆家,写真家,美術家が顔を揃えます。最後にヨーロッパやヒマラヤに挑んだ日本人登山家から海外探検・冒険家そして現代のアルピニストまでが網羅されています。完全に登山史の人々が網羅されているわけではありませんが,この本で我々は日本登山史のエッセンスを学ぶことができます。

「なぜ人は山に登るのか」と問われればやはり「そこに山が厳然としてあるから」でしょう。山はそこにあるだけで,途轍もなく多くのものを我々に与え続けてきたのです。山の魅力の虜になった人々の生き方と偉業は,裏返せば山の偉大さの証明であることがよくわかりました。
資料集としての価値。

日本の登山史を網羅した書籍。
信仰の対象として野山(役行者)からソロクライマー山野井泰史さんまでをテーマ別の時系列で掲載している。
山好きだけでなく日本の文化的側面を知る上でも大変有用な資料だと思う。
疑問が一つ。なぜ森田勝さんが載っていないのだろう?そこが納得できないので星4つ。



平凡社