キャリアの常識の嘘



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キャリアの常識の嘘
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自分自身を見直す機会が、えられました

「キャリアは計画できるか」「キャリアは、どうマネジメントする?」「お金と仕事」「プロフェッショナルとは」などのキャリアに関する20問に関して、筆者2人の意見が、それぞれ、掲載されています。各人の意見の中で、キャリアに関する他者の研究や、実在の人の事例などが紹介がされています。

分量は、そう多くないですが、(個人的には)、結構ハードな内容で、読むのに気合が必要でした。

「キャリア」に留まらず、「人生にとって働くこととは?」「仕事とお金とは?」など、幅広い内容になっています。

自分自身のキャリアや今までの仕事、今後の方向などを、少し離れた視点で見直す、よい機会になる本である、印象です。
“焼き直し”感は拭えないと…

「職種が自分に合うことが重要だろうか」「キャリアにとって忠誠心はプラスになるか」「部下は上司が育成すべきか」といった問いに金井壽宏、高橋俊介両氏が答える形式になっていますが、就職しようとする学生などキャリアの入り口にある人に対する指南書といったところでしょうか。
金井氏は、「キャリア・ドリフト」「キャリア・トランザクション」などの概念や理論を織り交ぜながらキャリア・デザインについて論じ、また高橋氏は、単線的な上昇志向より「キャリア自律」が大切であることを説いていますが、方向性としては金井氏と重なり(すり寄ってきた?かつては「成果主義」を進めるコンサルを標榜し、目いっぱい上昇志向を煽っていたではないか)、読んでいてどちらが書いているものかふとわからなくなるときもありました。
 一応、中高年などでキャリアの上で迷いを感じている人なども読者対象としているようですが、実社会の経験がある人、「キャリア学」的関心から本書を手にした人には物足りないかも。特に両氏の本を何冊か読んだことのある人にとっては、よく言えば“おさらい”的なのかもしれませんが、“焼き直し”感は拭えないと思います。
 そうした意味でも、タイトルの(シリーズ名とは言え)「常識の嘘」や帯の「目からウロコ!」というのは大仰で、どのあたりのターゲットを指してそう言っているのかと突っ込みたくなります(オーソドックスなんですよ。書いてあること自体は)。



朝日新聞社
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